台湾秘密結社青幇と中国人民解放軍:台湾 学生運動 理由 ひまわり学運の背景

重複になるかもしれませんが、台湾でひまわり学運なる学生による立法院占拠での抗議運動の背景を話します。


ＮＢ記事でひまわり学運のゆくえ

というニュースも参考にどうぞ。


そのほかにもいくつもニュースが流れているんだけれどね。


台湾は、台湾の島の人と、国民党と一緒に流れてきた大陸人の大きく二つに分かれます。
大陸人のなかでは、蒋介石率いる国民党、国民党を支えた青幇と呼ばれる上海租界地時代の残党、毛沢東に席を追われた共産党のインテリ派が、どどどと戦後に台湾に押し寄せたところから始まります。


台湾は、暴力団青幇との長い蜜月の歴史があり、それでも政治家は青幇という暴力団が政治を握らないように蒋介石の息子経国は戦い続けてきたわけです。


しかし、そこが台湾というか中国本土人の複雑なところで、青幇と国民党は助け合って台湾現地人の支配を進めてきたのです。


元共産党李登輝から台湾人の陳水扁政権に代わるとき、陳水扁は青幇下部組織の力を借りたといわれています。国民党の馬英九はモロに暴力団青幇組織の人間で、台湾の掲示板でぐぐると出てきます。


それが、今回のデモで竹聯幇親玉張安楽が、「学生のお前らが支持する民進党は、昼は暴力団反対と言い、夜は同志と呼んでいるんだぞ！この部落めが！」って罵る言葉になっているわけです。


しかし、民進党のすべての議員が暴力団の力を借りているわけではなく、前回の総統選に出た葵英文女史なんかはクリーンなんですね。


学生はクリーンな政治を求めている。


というよりかは、マシな政治を求めているわけです。


馬英九は、個人の財産を取り上げては暴力団にプレゼントするというあり得ない政治を行い続けて、石油会社の作る素形材が入った食品販売を取り締まりもせず、それで多くの人が人工透析に通う結果となっています。人工透析を行っているのは、その石油会社の関連会社。


ＥＴＣの収益も暴力団の懐に入る始末。


そして、馬英九はこれまで胡錦濤の親戚と密談を何度もかわしてきているし、もともと香港生まれで台湾を愛していない暴力団員です。


それが、サービス貿易協定という協定を中国と結んで、中国から大企業を誘致して台湾国内の中小企業を潰して、労働者も中国から輸入するという、実質は台湾を中国にプレゼントするも同然という話なのですから、学生も怒って当然でしょう。


勿論市民も怒っています。


だから、学生のサポートをしているんです。


個人的には学生に勝ってほしいし、台湾の一般市民が普通の生活を送れるようになれますようにと願っています。