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2014年3月16日日曜日

台湾秘密結社青幇と中国人民解放軍:東芝技術情報流出事件四つの謎

東芝の技術流出事件についてです。
このニュース、一昨日くらいからずっと不思議なんだけど、この杉田容疑者がトカゲのしっぽ切りに見えてしょうがないねと社内で持ちきりでした。
1.情報を盗めば高い給料で転職できると思った。
ですが、「情報を買います」というオファー無しに日本人が動くことはあまりない気がします。
だって、買い手がいないのに、他人の物盗むリスクを犯しますか?しかも、売るにもリスクがあるし、買い手の数も限られているわけです。Tier1競合相手しか、そんな情報買う人いないんですよ。ルートなしにやりますか?
私が今までに知ってる情報流出だと、情報を渡した時点で報酬は出ていることが多いです。韓国企業だと盗んできた時点で現金で成功報酬どーんと払っていると思うんですよ。一人で罪を被る約束までして。
そうじゃないと、「自分で盗んで、自分で売り込みました」って発言にならない気がするんだよね。誰かをかばっているような発言。真犯人は他にいるのでは?
技術流出は一人では犯行に及ぶのは難しくて、だいたい数人のグループで行います。(雇われハッカーは一人で入り込むことはありますが、この杉田容疑者はハッカーには見えない。ハッカーはネット経由で情報を盗むと思われがちですが、社員として就職して長年情報へのアクセス権をもらうために一生懸命信頼を築かなければなりません)
2.アクセス権限
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2149601.html 故障原因の解析のために最高機密データにアクセスする権限を与えていたってありますが、サンディスクは故障原因とその結果のレポートを企業秘密版でオフィシャルに受け取ってると思うんですよね。ということは、盗まれたのは解析結果のレポート以上の重要機密だと思うんです。
誰がアクセス権限を与えたのか?というナゾが残ります。
3.フラッシュメモリ故障原因の解析昨日も書きましたが、フラッシュメモリ故障の原因は主に電流です。ファウルトリカバリと呼ばれる壊れた時にもリカバリできるヒューズの設計が狙われたという仮説もたぶん間違ってないかなと思いました。
もしかしたら、これから出願しようとしている特許に関わるような情報が含まれていたかもしれませんね。
4.仲介人の存在この手の技術流出には仲介人がいることが多いです。取引に穴を空けて、契約上の抜け穴を作る役割です。責任の所在地を不明瞭にして訴訟をかわす役割ですね。今回は契約上の抜け穴的な役割はないと思うんだけど、個人の犯行でここまでできるのかなっていう疑問です。
その仲介人がお金の受け渡しとかをやってることが多いんですけど、韓国系IT専門商社が介在しているんじゃないのかな。昨日知人から聞いた、韓国商社が東芝とハイニックスを銀座と関内で美女接待していたという目撃情報もなんとなく気になります。東芝が訴えを起こしたということはハイニックスが製品で東芝の技術を使っているという明らかな証拠があるからなんでしょうが、製品化までは1、2年かかるので犯行は数年前。(製品化のスピードは日本、韓国、中国で異なります。品質管理が厳しい日本が一番遅いです)
不正競争防止法違反で韓国企業を訴えても、ハイニックスは世界中に製品を売っているわけですから管轄が違うのです。そうなると、次は特許侵害で各国で訴訟をすることになるのでしょうが、韓国での裁判は勝てないので生産は止められません。各国間の法の抜け穴を利用した犯罪が公然と行われて、トカゲのしっぽきりでしがない日本人サラリーマンが捕まって、韓国人は嘲笑っていることでしょう。
なにわともあれ、さっさと日本も法を整備することですね。

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