ママンの飼い犬のモモちゃんという憎たらしい犬が天に召されて、あっという間に半年が過ぎたのだ。
モモちゃんは7年生きて、そのうち最初の5年は「ママの犬」と呼んでいたくらい、犬が苦手な私は犬とはある程度距離をとってきた。
でも、モモちゃんは、死にそうなとき、普段かわいがってくれているママにも声がでないくらい疲労してるときに、私のために電話口で鳴いた。私に最後の声を聞かせてくれるために、声を振り絞ったのだ。
悲しい思いをしたくないので、モモちゃんのお葬式にも出ずにペットショップに行って、新しい犬を性別も確かめずに買って、ママに渡した。
ミニチュアだと思っていたけれど、あっという間に6キロと巨大サイズになり、飛んでくると重たい。抱っこをせがまれても、腰が痛いくらいだ。
そして、あろうことか、その犬になつかれてしまった。
でもね、新しい犬のタロウは、私が徹夜だと、一緒に目を真っ赤にして徹夜して待っている。一緒に寝たいんだって。モモちゃんと変わり無いのは、寝ているところにとんでもないイタズラするところだ。
祖父母が亡くなったことを思い出しても涙も出ないのだけれど、あの口も利いたことの無いモモちゃんが死んだことを思い出すと、何度でも涙が出る。
タロウを可愛がれるのは、モモちゃんのおかげ。
大切なものを失くすと、もっと多くのものが大事にできるんだね。今夜は相場を休憩します。
天に愛されたものは、早くに死ぬ。those whom the gods love, die young
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