今日は再婚した夢を見ました。
すごくキレイでだだっぴろい景色の美しいマンション。壁も床も真っ白で、彼が、
「萌絵、これくらいの広さで満足かい?」
って聞いてきました。
振り返ったら、なんと再婚相手は前の主人でした。昔、50㎡の部屋に住んでいたときに、狭くてプライバシーが保てないからイヤだとわがままを言って、90㎡近い3LDKに引っ越したら、彼の存在が遠くて、結局寂しいから傍にくっついていたというオチになったことがあったのを思い出して、
「広すぎたら、あなたと離れちゃうから、私は寂しいの」
と答えたの。
彼は、私の言葉は聞こえないかのように、
「ここからここまでは本棚を置こう。君の好きなカッシーナで全て揃える。車はコルベット、僕が欲しかった車」
と言った。
『違う、私、別に贅沢を望んでいない。ただ、また、あなたと二人で平和に仲良く暮らせたら・・・』
と言おうとしたら、魔法がかけられて声が出なくなって、真っ白の箱の中で夏の新緑が窓の外でさわさわと騒いだ。
目が覚めると、それは自分が住みたいと願っていた今のマンションの部屋。欲しかったベッドも服もかばんもある。全て、自分で手に入れたもの。
でも、充実していたあの日々は彼が与えてくれたものだったのだ。
なんだか、いたたまれない気持ちになって、携帯に手を伸ばし、私は恋愛シュミレーションゲームをはじめた。
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