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2011年10月11日火曜日

三十路ビューティー道:天道、是か非か

司馬遷の史記のあと、思い出すべくして陳舜臣を思い出しました。


このインテリなおじいちゃんの物語は10代の私の心を捉え、こうやって読み返しても彼のウィットの利いた物語、絶妙の突っ込みに、平伏叩頭です。
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司馬遷の史記列伝の物語はハクイとシュクセイという、仁義に熱い兄弟の物語から始まる。司馬遷としては史記列伝を仁義に熱く、聖人君子の革命といえども天命が下った天子の逆賊の粟を食うことはできないとして、餓死した二人の物語でスタートをきったところに後世に、暗に「学べよ」という気持ちがあったんだろうか。



陳舜臣は、「天道、是か非か」と問うて餓死したこの二人の死を天をのろって死んだか、自分の魂の美しさにうっとりして死んだか、と軽く皮肉っているあたりがすごいよね。



ここにも記されているけれど、命 という漢字の意味は天から授かったものだということで、令が確か皇帝からさずかるものらしいです。


天命っていうのは、天から授かった命で天から国を治めよという命が下って治めている人が天子なのらしい。しかし、天子が国をよく治めないときは命が革まる。だから、革命が起こるというそうな。



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