二十代の頃、惨めな気持ちになることが多かった。
みんなが買い物を楽しんでキレイな格好をしている一方で、倒産しちゃった自分は生きるので精一杯。オシャレする経済的余裕なんてなかった。
会社クビになったり、
好きな人にふられちゃったり、
学歴どころか出身高をバカにされたり、
ないないづくしの自分に愛想が尽きて、しょっちゅう惨めな気持ちだった。
そうするとママに、「そんなもんに未練たらたらで、自分で自分を惨めにしてるだけでしょ」って叱られた。
何かと嫌がらせを受けた時もママは、「その人はあなたに負けたくない一心で他人の足を引っ張って、惨めな奴ね。本当の惨めってそういうことよ」って励ましてくれたよ。
そうだな、誰かに惨めにさせられることなんてなくて、いつでも自分が自分を惨めにしている。
自分の良いところ、あるはずなのに見えなくなったら自分が信じられなくなっちゃうよね。
父さん倒産して十年以上がすぎて、未だにぷーたろーの私。
でも、全然惨めじゃないな。みんなが支えてくれてるから。
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