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2015年2月27日金曜日

恋のお話:我、愛するが故に我あり

自分の誕生日あたりから新生児の出生で家族中がごった返した今日この頃。

妹の赤ちゃんが無事生まれたことを踏まえて、自分は日頃から尊敬している美女のお姉さまに連絡。

「ついに37歳になり、妹が子供まで産みましたが私にはその気配はありません」

と報告したところ、

「あんたさ、むしろ本気で人を愛したことある?」

と返信が来た。

一応あると思うんだけど・・・と返事を考えあぐねていた。

「フッ。あんたは趣味と仕事が大事でしょ?」

と二通目のメールが来た。

あ、た、確かに。

いや、結婚している時は家庭が一番だった。

でも、家庭内で事件があったときに、「我、愛するが故に我あり」より起因する「我、夫を愛するが故に我あり」によって構成される夫という前提条件が崩れた時に自分というアイデンティティはどうなってしまうのだろうかと心配になったのは事実だ。

今日は昔からの男友達とキムラヤのアンパンを食べた。

彼に昔お仕事でお世話になったので、お仕事で借りを返してチャラかちょいマイナスくらいの関係だ。

「おまえ、40歳になったら男寄ってこないから気を付けろよ。女だし」

「分かってるって」

「悪いけど、俺は男やから女と違って歳をとってもっとモテるようになった」

「え、マジで?悪いけど、おばはんにしかみえへんわ」

「せやろ?この女に興味ない感じが好きな女っていっぱいおってな。めっちゃ寄ってくるねん。この半年でも6人ほど。みんなお前くらいの歳やで~」

「えーー。そうか・・・」

なんだか現実的でかつ不公平な話だ。

この男友達は仕事と趣味に没頭してもいい感じに男の色気が増して女性が寄ってくる。

女は趣味と仕事に没頭すると、単に歳をとるんだもんな~。

我、○○するゆえに我あり。

なんだか、エゴの強い言葉だな。こう考えると。

そういえば、妹の赤ちゃんはどうなんだろうか。
例えば、自分が産まれた時は何も考えていなかったんだろうけど、我はあったのだろうか。
それとも無くて構わないというのが、正解か?

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