今週のエコノミスト誌の記事です。
為替デリバティブの地獄。
輸入企業から大学までハメ殺しにあった恐怖の金融商品です。
業界人からの呼び名はスノーボールで、損失が雪だるま式に増え続けるという意味です。
もっとレバレッジが高いものは、ファイアボールと呼ばれています。意味は持っていられないくらい熱くてやけどする商品という意味です。
こういう危険なポジションを解消するために、以前はクォンツの人に商品開発をお願いしていましたが、リスクを低下させるためにデュレーションが伸びるというトレードオフのポジションしか設計できなかったです。
結婚は簡単だけど、離婚は困難。何十億円という損失が出たときには、素直に追い証を払わないで弁護士に相談しましょう。
因みに大手金融機関は大手弁護士団と契約していますので、その道に長けた弁護士に相談しないとまぁ勝ち目はありません。
訴訟でうまくいっても、せいぜい追い証を金融機関と顧客で何割かずつ負担するところで手打ちになればいいほうでしょうね。
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