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2011年11月4日金曜日
ブログ:通訳は難しい
最近、アメリカ人の知人に頼まれて会議通訳をしてまわることがありますが、文章の翻訳と違って辞書を引く暇もなく、聞き返す余裕もない通訳は大変だなぁと思うし、できればやりたくないなぁと思います。同時通訳の人、本当に尊敬です。
何が難しいかというと、気心知れたアメリカ人の訳は楽なんだけど、肝心の日本人が何を言っているのかサッパリ分からないというパラドックスです。サッパリ分からないのではしょると、日本人からキチンと訳せーとお叱りを受ける始末。しかも、注意散漫なので、他人の話に集中できない。
特に日本人の口語があまり分からないというのが、私が最近ナーバスになる原因。
しかも、シャイな人になると机一個挟むだけで声が聞こえない!
子供の頃、喋るのが下手でした。そのため、ママンに、他人に話をするときは、相手に聞こえるようにハッキリ喋る、あんたの日本語は主語がない!主語はどこや!それをいつどうするんや!何の話してるのかテーマをハッキリ決めないと相手に伝わらないヤロー
と育てられたのですが、いま、まったく同じ苦しみを逆に感じています。
主語もなく、名詞とわずかな動詞を組み合わせ、代名詞を乱用されると、どうやって英語に組み立てればいいのか分からないんだよね。
例え文章として成り立っていたとしても、内容が曖昧過ぎて意味と意図が分からないのよ。
例えば、
「これから経済はどうなりますか?」
っていう有りがちな質問でも、どこの国の経済なのか、何を知るために経済なのか、が分からないと外国人も応えにくいんだよね。
後は、
ちゃんとしてね
もけっこう訳するにはツラい。
何をちゃんとするのか、何をもってちゃんとしたことになるのか、何をして欲しいのか説明できない。
知り合いのオジサンに文章翻訳よりも会話通訳のが楽でいいって言う人がいたけれど、その楽さがまったく理解できないと思う今日この頃。
翻訳といえば、やったことないけど新聞記事の見出しと幼児向け絵本は格別に難しいなぁ。あれは海外在住経験が長くないと、翻訳は難しいだろなぁ。
いい英語の先生が欲しいなぁ。
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