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2013年12月5日木曜日
マネーのうさぎ:秦の始皇帝は一番面白い投資だった
夜のお楽しみがセックスから読書になってから、私生活には平和が訪れた。
閑話休題。
日中関係がここまで悪化しているにも関わらず、司馬遷の史記から投資の極意を学ぶのである。そう真夜中のお楽しみは読書であるべきなのだ。
私ごとだが、11歳で初めて株式投資を初めて、21歳で外貨投資、株式投資、金への投資を行い、仕込みが早すぎて暫く貧乏でしたが、26くらいから景気が良くなって嬉しい結果が出ました。
二十代後半は株式投資もいいけど、デリバティブに憧れて、金融派生商品を勉強して、金融機関に入ってからはデリバティブばりばり商品ばかりを勉強させられました。
金融機関を辞めるころには、デリバティブのインチキさ加減に愛想が尽きて、揺らぎない原資産の価値に気が付きました。株式の原資産はもちろん会社、民事再生とかベンチャー投資が面白いと思いました。
長い前置きですが、司馬遷の史記にベンチャー投資の極意があるんですね。
秦の時代が始まる少し前に呂不韋という大富豪の商人がいたのですが、本当に価値があるものに投資してみたいと思いました。
その投資対象が、秦の王様の妾の子供子楚の後見人としてお金を出すという行為でした。
地方の秦の王様の子供は二十人ほどいましたが、皆さん早死にして、なんと妾の子供、子楚に王位継承の順番が回ってきました。しかも子楚の嫁さんは呂不韋の愛人でもあり、呂不韋の子供を妊娠していたという説もあり。
その子供が秦の始皇帝になるんですね。
王様の妾の子に投資して、国を手に入れる。この投資物語はすごく面白いです。
よく何が儲かるのか聞かれるんですが、これが儲かると思って投資したら失敗することが多いです。
「面白い!!」
と思った対象の方が意外と儲かるんだよなー。
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