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2014年12月29日月曜日

気になる日本のこと:今年は右と左に割れた

一年が終焉に向かっている。
ということで、この一年の日本を振り返ると、朝日対産経に現れているように思想が右と左に割れて激しい戦いがあった一年だったなぁと思います。
ただ、個人的には右とか左とかってカテゴライズは概念的に古くなってきていて分類仕切れなくなってきている現代では、冷戦時代の左のイメージのリバイバルなだけな気もします。
自分の立ち位置は恐らく中道右派で真ん中よりだと思うんだけど、中国の解放軍の行為を批判してると極右だと思われて右寄りの人からよく声がかかった一年でもありました。逆を言うと極左から攻撃を受けた一年でもありますw
保守の人と話してて思ったのは、韓国と中国が嫌い!という感情論から全てストーリーが始まるので、建設的な論理では無いなと思いました。
日本が最高だと思っているからメイドインジャパン。は短絡的で視野が狭いと思います。今の時代は何を作ろうと思っても、海外製の部品を組み込んでいかないと完成しないものが多いです。
サムソン買ってもアップル買っても日本の部品は入っているし、日本のメーカーの買っても韓国の部品や台湾の部品が入ってます。
もちろん産業スパイにボロボロにされた日本企業もたくさんあるから、日本から消えて中国で作られている部品もたくさんあります。そこはアメリカのように産業スパイに対しては断固とした措置を取る、という姿勢が日本が国として持っていなかったことにも一因があります。
最近は物を作ってるんですが、日本には無いので台湾から取り寄せたり、ドライバ開発では日本はエンジニア少ないのでインド人に頼んだり、なんだかんだやってると日本だけではもう物が作れなくなったんだなと実感します。
そうすると否が応でも海外に目を向けないといけないし、外国人の話も聞かないといけないし、日本に会社を置くメリットや立ち位置も考え無いといけないです。単なる外国嫌いで日本最高!なんて、一次産業くらいでしか成り立たないのになと思う今日この頃です。
そして、外国とやり取りしてるとその国の政治事情に振り回されたり、その国と日本の関係にも振り回されます。去年の魚釣島の暴動で中国には行けなくなったし、台湾のひまわり学運、香港の雨傘運動などで向こうに行けなくなったりと、近隣諸国でも右と左の戦いみたいになってきています。
因みに、日本の親中派を左と日本ではカテゴライズしてますが、視点を変えて中国人の目から見ると日本の親中派は中国共産党のイヌなので右だと思われています。
こうなると右と左の構造が国が変わると逆転して見えます。
そして、香港雨傘運動や台湾ひまわり学運を見ていると、一見は中国共産党による支配に反対している左派の運動のように見えますがメインプレイヤーは学生達。若年層の失業率の高まりも背景にあり、既得権益受益者、高年層と若年層、ジェネレーションの戦いでもありました。(日本でも高年層と若年層の格差がけっこうあると思いますが、意外と日本では運動までは発展してないですね)
で。台湾ひまわり学運に至っては、国民党政権の馬英九総統が中国に利益供与しようとしているのに反対していたわけですから、学生が右で国民党が左になっちゃってるわけです。
利益が複雑に絡んでくると、もはや何をもって右か左かとは言えない時代になってきたのかなと思います。
思想はどうあれ、政策もいいとこ取りして結果国民の生活が良くなればいいんじゃないの?とも思いますが、じゃあ、今度はどの国民を良くする政策なら票が集まるのかという議論になりそうですね。

政党に票を入れることすら無意味なってきている時代なので、政策毎に国民投票する制度に切り替えてはいかがでしょうか?そのほうがシンプルに民意が反映されるでしょう。

そして、民意が常に国の為になるかというのは、また別の議論になるのでしょうがw

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