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2012年7月7日土曜日
銭ナール補講:LIBORが取れない
久しぶりに金融の話です。
LIBORが不正操作されている可能性については、08年に某雑誌に匿名記事で出したんですが、ようやく公になりましたね。
金利不正操作で、昔働いていた証券会社の親会社社長のダイアモンドが辞任しました。
働いている間から、トレーダーたちがボヤいてましたが、サブプライムショックあたりから、金利が見えてる金利で全く取れないと言ってました。
LIBORは色んな市中銀行が提示する金利の平均ですが、その市中銀行が提示している金利でお金が借りられないという異常事態は続いてました。
どういうことかと言うと、金利操作できる立場の人たちが、サブプライムショックでの借金金利の支払いを減らすために、わざと低い金利を見せて実際には貸さなかったという行動に出て居たのではないか?というトレーダー間の噂です。
しかし、LIBORは市中銀行の平均金利なので、一社だけで操作したというよりかは、何社か関わっているはずです。
その時期、他社が見せている金利も取れないとトレーダー達はボヤいていたのですから。
この事件、根が深そうです。
一般的に、金融機関の事件は何社かが同じことをしていると思って間違いないです。
金融業界の慣例なのか、一社だけが毎回スケープゴートです。
借金まみれでも高額ボーナス、不思議な業界でしたね、もう関わることもないでしょうが。
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