おはようございます。
深田です。
昨日は、シャープ報道に東アジア中が翻弄されるという大事件になりました。
今回の事件で、うまく行けば利益を手にすることができる隠れプレイヤーの存在が浮上しました。
ここまでの流れを話すと。
鴻海のテリーゴウのペテンを間近で見てきたマイケルという人間と私は仕事をしています。
11月27日に地裁で、三菱横領事件に勝訴しました。
それでもお金を返してくれないので、おかしいと思って調べると台湾銀行と提携していることを知りました。
そ
して、『台湾銀行と三菱がシャープの為に契約した』というニュースを見つけて、ハッとしたところ鴻海が浮上してきたのです。台湾銀行の頭取李紀珠はテリー
ゴウの友達です。これは、前回シャープ買収で資金繰りに失敗したテリーゴウが、台湾銀行を通じて既に三菱・みずほを抱き込んでいる可能性が高いと踏みまし
た。
三菱・みずほが派遣しているシャープ役員。
橋本 仁宏 (三菱)
橋本 明博(みずほ)
さすがに兄弟では無いと思うけど。w
日本のメディアは鴻海礼賛で、海外メディアが鴻海は落ち目だ、金が無い、と報じていることをとことん無視。
1月6日、三菱東京UFJ銀行がシャープに派遣している役員から得た内部情報を利用してインサイダー取引をしているのではないか、それなら金融庁に通報すべきだというコラムをYahooファイナンスで書いて私のみんかぶコラムは閉鎖に追い込まれました。
2
月9日、深田萌絵アメブロが無断で削除。バックアップのブログも激しい攻撃に晒されて、一瞬たりともブログを見ることができない状態がこの日より14日間
続く。当初はある人物の写真を剥がされ、その写真があるブログだけが攻撃対象となっていたので違う理由なのかと思われたが、落ち着いて確認すると「テリー
ゴウが懇意にしている張安楽を使って日本政治を再生すると台湾テレビで豪語していた」「しかし。張安楽は暴力団なので、通常ならテリーゴウは銀行口座も開
けないはず」というブログ記事が消えていた。
2月22日、奇しくもエルピーダを潰した坂本幸雄が中国で半導体の神様としてSINOKING(中国の王)という会社を立ち上げたと礼賛ニュースが出た。
2月23日の昼頃まで、深田萌絵ブログは激しいDDOSに晒されたが、ある瞬間から止んだ。その頃には、シャープ買収の決着は着いたとサイバー攻撃者は踏んだのだろうか。
今
回、私が戦っていたのは藤井一良という、エルピーダ買収の時に暗躍した元役員大塚周一の自称甥である大塚峻の仲間だ。その藤井一良の本名を暴いたことが主
要な攻撃対象だと思い込んでいたが、よく考えたら更に背後にあるのは、日本の大企業を台湾(暴力団)を使って潰してくる組織なので、シャープ買収事件で一
番立件しやすいテリーゴウの暴力団癒着疑惑情報を潰すのが狙いだったのかもしれない。
2月24日、某人から、シャープは鴻海に現金が無いということを確認しているはずだと聞いた。シャープ決議は25日へと伸びた。
2月25日、12時、シャープ取締役会は満場一致で鴻海を選んだ。
不思議は無かった。IRニュースを見るとシャープは去年から資産をタダ同然の価格で中国へ移転し始めていた。こんなの役員が関与しなければできないのだ。
と
ころが、17時頃から、シャープが重要事項を鴻海に隠していたという報道が流れ始めて、それを応用に欧米メディアで「シャープが3500億円の偶発債務が
あったという連絡が24日に鴻海側に来ていたのでテリーゴウは調印できない」というニュースになった。(日本のメディアは鴻海絶賛中で報じていない)
ここで違和感を覚えた。
偶発債務とは確定していない将来あり得る債務でうまくやれば払わなくてもいいかもしれない。精査すれば済むだけの話だ。
7000億円で買うという話で、3500億円の偶発債務。
通常のバイヤーなら、「価値が下がった」と言って、3500億円分シャープの買収価額を下げるように求めるはずだ。
ところが、その好機に飛びつかずに、テリーゴウは「調印できない」と言って調印拒否した。
ここの解釈をどうするかで、株屋だった深田と、テリーゴウの金融テクニックを知るマイケルと暫く話し合った。
深田説はこうだ。
これは、テリーゴウのペテンで、シャープを買うという話で銀行から信用枠で7000億円分の融資を取り付けておいて、後でシャープに騙したんだから3500億円返せと言って現金を浮かせる作戦。
マイケル説
こ
れは、シャープ内部の誰かが最後の瞬間にテリーゴウを窮地に追いやる作戦で、知的財産権等を時価総額で評価すれば7000億円の価値があるシャープを買う
から、台湾にある銀行からバンクギャランティを元に銀行に7000億円を出せとテリーが融資を取り付けていたのを知っている何者かが、その商談を破談にす
る為に3500億円の偶発債務が発生しそうだといってシャープの価値評価を下げて融資を付けられないようにする作戦。
ここからは、ちょっと自信が無いので銀行員の人からの注意があれば修正するかもしれません。
※
言い訳をすると証券会社と銀行は金融機関と言えど業務が完全に異なるので、銀行の技術については専門ではないのです。性格が全く違のです。簡単に表現する
と、証券マンはチャラ男の仕事、銀行員はむっつりスケベの仕事です。元旦那は真面目な元銀行員、私はオチャラケなので銀行員でなく最もチャライ外資証券の
投資銀行部門でした。
マイケルによると、テリーゴウはバンクギャランティや銀行保証のチェックを使って、それらを担保にして更にお金を借りるというレバレッジで企業買収を行なってきた。
テリーゴウの説明によると、バンクギャランティはルールが非常に厳しくて、買い物対象の評価額が下がると「ディスクレパンシー(保証額と品物評価額不一致)」という条項に引っかかるので銀行が保証していた分との差額をすぐに現金で振り込まないといけなくなるそうです。
信用取引だと、信用買いの対象価格が上がるのはいいけど、下がると差分を取引証券に払わないといけません。
ようは、信用取引の追証みたいなお金が必要になるとのこと。
勿論、鴻海にはキャッシュが無い。現金が無い。
鴻海は台湾で取り付けたバンクギャランティを担保にした日本での銀行融資をキャンセルしないと追証が発生する。シャープと調印している場合では無い、タイトな現金が更にタイトになってしまうのだ。
その説が正しいなら。
シャープと鴻海は、またもやブレイクだ。
それよりも、一番不可解な点がある。
24日に誰が、「シャープには3500億円の偶発債務があります」という手紙を送ったのか。24日の決議を目前に送るのは、テリーゴウへの妨害行為だ。
そして、24日に送られていたのに、どうして25日の午後17時にその発表だったのか。
そのタイムラグは何だったのか。
何故、タイムラグがある?
24日、何者かが鴻海へ「シャープには3500億円の偶発債務があります」とのリストを送った。恐らく、テリーゴウはそれを無視して、取締り会決議を求めた。日本で7000億円を借りてしまえば、テリーの勝ちなのだ。
そのリストを送った何者かは、25日の決議を見てテリーゴウがそれを無視しようとしたことに気が付いた。だから、偶発債務リストを銀行に送り付けたのだ。偶発債務リストが銀行側に届けば、シャープの評価額が下がって、テリーは差額分の追証が発生する。
25日の12時から13時まで、台湾中国でシャープ買収の盛大な祝いが挙げられ、爆竹は鳴り響いた。
その間に誰かが、リストを銀行に送ったのでは?
そして、銀行はテリーゴウに偶発債務発生で「追証」の話に切り込まざるを得ない、現金が必要になるとテリーはシャープに対して「調印できない」と答えざるを得なかった。
という流れが、一つのシナリオとして浮上するだろう。
では、そのリストを送った何者とは誰だ?
一番の受益者は誰だ?
サムソンだ。
サムソンはアップルとの訴訟で負け、莫大な特許料を支払わされることになる。
サムソンはアップル没落を狙っている。
アップルから格安工場の鴻海を引き剥がして、資金繰り困窮に追い込めば、一番得するのはサムソンだ。
24日夜、経団連会長榊原定柾氏がシャープ買収について、突然コメントをしていたのを思い出した。彼は韓国贔屓で有名な人だ。いや、彼が関与しているかは分からない。ただ、台湾暴力団の策略を常に打ち破ってきたのは韓国だ。
泥沼化した鴻海シャープの関係を1枚の手紙で崩壊させるなんて、秀逸過ぎる技を見せるなんて、凄腕の策士だ。
そして、一番恐ろしいのは日本政府だ。
シャープ買収劇に関して、これまで一言も発したことは無い。